山形、宮崎でのライブを終え、そのまま向かった先は中国!
地元あわら市と姉妹都市となっている浙江省紹興市の中学校の生徒のみなさんとの交流に
歌で関わらせて頂くことになり、訪中団の一員として行ってきました!
私は宮崎から羽田、そのまま羽田から上海だったので、地元からの訪中団のみなさんとは別ルート。
今回の心強いサポーターである清水さん(←中国語ペラペラ)と二人で公共機関を使って紹興市に向かったのですが、
長い列に並んで新幹線の切符を買ったり、駅で彷徨ったり、白タクと交渉して現地へ向かったりと、、
なかなか現地らしい、どきどきの旅の始まりでした^^;
ドライバーの運転や、レストランの店員さんやお客さんのあれこれに
ちょいちょいカルチャーショック受けつつ、、、
紹興にてあわら市長さんや中学生のみなさんと合流。
紹興酒の産地の紹興です☆
今回の訪中の機会になったのは、11月にあった地元あわら市での記念式典。
詳しくはその時の記事を。
http://hinatakako.exblog.jp/18917005/
そのとき、中国からの訪問団のみなさんの前で「いずこの空」を中国語バージョンで歌い、
「ぜひ紹興に来て下さい」と副市長さんに言ってもらったことから今回につながりました。
遠い外国で頑張る親友を思って書いた曲ですが、まさか時代を越えて中国の大作家魯迅と
藤野先生の絆に関われる歌になるとは思いもしませんでした。。。
その、いずこの空中国語バージョンは「惜別」と題して、中国の紹興市付属中学校にて
あわら中学の子たちと一緒に現地の子どもたちへ送りました。
そして、なんと向こうの子たちも「惜別」を練習してくれていたのです!
おかげで一緒に声を出して歌うことができました^O^♪
なかなか言葉も通じないし、短い時間で仲良くなることなんて、とても難しいこと。
どう思っているか、思われているかもわからず、何かソワソワしてしまう。。
そんな子たちもひとたび同じ歌を歌えば、一瞬にして交わって、笑顔になっていく。。
音楽って不思議〜。
これからたくさんの夢を叶えていく生徒のみんなに向けて、
「夢のかなた」を歌いました。
言葉はわからなくても、しっかりと私の方を見て受け取ろうとしてくれていたこと
とても嬉しかったな^^
夜の晩餐会では、共産党の書記の方や、前回訪日の際お会いした副市長さんと
円卓を囲ませて頂き、また子どもたちと「惜別」の合唱。
みなさんとても喜んでくれました。
両国の子どもたちが一緒に交わる姿は、きっと未来あるものに見えたと思います。
中国では、料理を囲み、乾杯でどんどん人との距離を縮めるコミュニケーションがあることを知りました。
その乾杯の数は面白いほど!日本酒だったら倒れます。笑
気持ちがほころんだ場で、中国語で茉莉花や、中国でも有名な昴をみんなで歌ったり
とても楽しい時間でした。
いまだ国と国では問題も多い間柄ですが、
個々にある思いやりや繋がり合える時間は、関係なくとても温かなものでした。
それを数多くの人が実感し、思い合えて行く輪が広がれば
共に生きていく可能性を信じていけるのではないかと思います。
そんな心を育むためにも、音楽はこの世界に必要と思いました。
貴重な機会をいただいた地元あわら市、一緒に歌ってくれた子どもたちに心より感謝します。
そして上海に戻り、少しだけ街中散策。
といっても夜遅く華やかな夜の上海という感じではありませんでしたが…
同行してくれた清水さんからもいろんな中国の歴史や、文化も教えてもらって、
先入観だけでは恥ずかしいなと思う部分も多々ありました。
中国4千年の歴史、そこから流れきたものは私たちの今にも受け継がれています。
もう少し、その道筋を辿りたくなった夜でした。