新年度になり早5日!
明日は入学式ですね。新しいスタートにドキドキされている方もたくさんいるのだろうなあ。♪
私も昨日はようやく新年度だ〜♪という実感がありました♪
昨年制作した坂井市テーマソング「しあわせの花」が、4月から朝とお昼の時報メロディとなり坂井市の全土で流れ始めたのです♪
何度も聞きそびれて、ようやく昨日聞く事ができました^^♪
昨年度にエンジニアさんと音源制作や現場チェックなどを行っていて
住宅地や山間、ひろーい平野など、環境の違う様々な所で流れるので、大丈夫かな??とちょっと心配でしたが、
私の住む地域や、他の場所でも綺麗に美しく聞こえてきてほっとしました^^
毎日刷り込みのように(笑)聞いてもらって、坂井市民のみなさんの
「生活の中にある曲」になっていってくれたらなあ!と思います♪
ちなみに、夕方に流れているのは、地元坂井市の音楽家・今川節(いまがわせつ)のペチカです。
山田耕筰作曲のものが有名なのですが、
同じ、「雪のふる夜は〜♪」の北原白秋の詩で、今川節作曲バージョンのペチカもあるのです!
今川節は、明治41年生まれ、結核で25歳にして亡くなった方なのですが、およそ300曲ほどの曲を残しています。
私も地元でありながら、最近までほとんど知らずに育ってきたのですが、
今回の制作で、並々ならぬ情熱で、命をかけて曲を作り続けてきた方だと知りました。
そして、その曲たちを現代にも届けようと活動し続けて来られた地元音楽家の方たちもたくさんいらっしゃいました。
亡くなった後の生誕100年祭なんて、誰がやってくれるでしょう。そんな人の曲を地元の人が一曲も知らないなんて寂しすぎる。
一部地域でしか流す予定がなかった曲ですが、ぜひ全域で流してほしいと市の方にもお伝えしていたので、
今回この曲が全域で流れることも、私はとっても嬉しいことなのです!
なので福井県坂井市に来たら、
朝6時半の「しあわせの花」(サブメロ)
12時の「しあわせの花」(サビ)
夕方6時の「ペチカ」にも耳を傾けてくださいね♪
テーマソングを作ったことから、今はなき作曲家に縁がつながって、それをまた形にして…
こうして次の世代にもちゃんと伝わっていることを喜んでくれているかなあ。私だったら、めちゃくちゃ嬉しいなあ〜
かたちあるものは皆消えていきますが、
そこに込められた思いはきっと伝わり続けていくのでしょうね。
そのためには、先人たちのように、命を削るほどの思いで生みださなくてはならない。
私は何を残せるだろうかと、丁寧に残された資料や楽譜を見ながら思うのでした。